計画返済の不足額って?プロミスの返済額の計算方法や返済のポイント
プロミスでお金を借りたら、次に行うのは「返済」ですよね。
毎月決まった金額を返済していくわけですが、返済の途中で「計画返済の不足額」のような内容の文字を目にしたことがある方もいるかもしれません。
返済に不足額があるとはどういうことなのか?そもそも、毎月の返済額はどのように決まるのか?など、プロミスの「毎月返済するべき額」や「ケースにより変動する可能性がある返済額」について気になる部分を調べました。
計画返済額=約定返済額?プロミスに支払うべきお金は?
ネットなどでは「計画返済額」は毎月支払うべき最低の金額である…という説と、「約定返済額」が最低の返済額であり、「計画返済額」は、自身の返済計画に基づいた金額である…という説があります。
簡単にこの2つの違いをまとめますと
- 毎月プロミスに返済するべきお金のことを計画返済額と言う
- 毎月プロミスに返済するべきお金のことを約定返済額といい、計画返済額は約定返済額よりも大きくなることもある
といった感じですね。
この2つの単語はプロミスのホームページ内で使われているのか…というとそういうわけでもありません。
プロミスカードの規約に記載されているのは「約定支払額」
プロミスカードの規約に記載されているのは「約定支払額」という単語。
「約定」とは、契約して決める、約束して決めるという意味合いがありますから、「約定支払額」は「契約で決められた支払額」と言い換えてもよさそうです。
約定支払額は絶対に支払うべき。それ以上払えなくても問題なし
というわけで、前置きが長くなりましたがこの記事では「約定返済額=約定支払額」とし、「計画返済額=自身で計画して決めた返済額」とします。
計画返済額について多少補足をしておきましょう。詳細は次のトピックにて解説しますが、端的にいいますとプロミスでは「○万円借りているなら最低○円は毎月返済してね」という金額が決まっています。
それ以上の額を返済することで当然ですが返済期間が短くなり、それに伴って支払う利息額も減ります。
そのため「最低2,000円でいいけれど、自分は3,000円にして返済を早く終わらせよう!」と考えた場合「計画返済額は3,000円」という風に考えることが出来ます。
そして、仮に毎月3,000円を返済していた人が「今月はちょっと出費が多かったから、3,000円支払うのは辛いかも…」と思い、その月の返済額を2,000円にしたとします。
「毎月3,000円返済する予定なのに1,000円足りないので返済金が不足しているのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、約定支払額である「2,000円」は支払っているので、返済金が不足している扱いにはならない、ということです。
ATMで返済すると利用明細をチェック出来るので便利
プロミスは返済方法が豊富で、
- プロミスATM・提携ATM
- プロミス店頭窓口
- インターネット返済
- 銀行振込
- 口座振替
- コンビニ返済
など沢山の方法から選ぶことが出来ますが、プロミスATMを利用して返済すると、非常に沢山の情報を得られる明細書が発行されるので便利です。
例えば今回の返済額のうち、どれだけが利息に充当され、どれだけが元本(借りたお金そのもの)に充当されるのかがわかります。これを見ると「思ったよりも利息に充当されてるんだな…」と思ってしまいそうですね。
この明細書の中で注目したいのが「返済後過不足金」という項目です。
今回の返済を行った際に、返済額より多かった分、あるいは不足している分をチェックすることが出来ます。
払いすぎ…となる分は、完済のタイミングでない限りは返済に充当されるため、特別見ることはないでしょう。注意すべきは「マイナス」がつく、不足金の方です。
ここでマイナス表示となっていたら「毎月返済すべき額がまだ返済されていませんよ」ということですから、最低でもその表示されている金額をなるべく早く支払う必要があります。
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注意!毎月の返済額(約定支払額)は「最終借入残高」で変わる
しかし、毎月支払う金額が大きく上下することなんてそうそうありません。
なので、毎月きちんと返済していれば「不足金」というのは普通でないはず…そう思っていませんか?
確かにそれは間違っていないのですが、それは追加の借入を一切せず、最初に借りたお金をただ返済している…という時だけです。
あなたのお金の借り方によっては、返済額が大きく変動する可能性もあるんです!
返済額が変動するのは、プロミスの返済金額を決める方式にあり
なぜ返済額が変動することがあるのでしょうか。それは、プロミスの返済金額の決定方法にあります。
プロミスは「残高スライド元利定額返済方式」という方法で毎月の返済金額を算出しています。
何やら非常に長い名前ではありますが、注目したいのは「残高スライド」という部分。
何の残高にスライドするのか…といいますと、これは「借入残高」なんです。
プロミスは最終的な借入残高によって返済額が変動
プロミスでは「最終借入残高」、つまり「最後にお金を借りたタイミングでの借入残高」を基準に返済額を設定します。
例えば最初に5万円を借り、以降追加の借入をしていない場合は完済まで「5万円」を基準とした返済額(約定支払額)になります。
しかし、最初に5万円を借り、借入残高が4万円になったタイミングで追加で5万円を借りた場合、最終借入残高は「9万円」となり、その後いくら返済しても追加で借入をしない限り、ずっと「9万円」を基準とした返済額になるということです。
返済額は計算式があるので、自分でも簡単に計算可能!
毎月どれだけ返済すればいいかは、借入後の残高によって変わりますが、プロミスは計算式を公開していますので、自分で簡単に計算することが可能です。
また、1,000円未満は繰り上げになっていますので、いくら支払えばいいか明確なのも有り難いところですね。
借入後の残高 | 返済金額 | 最長返済回数 |
---|---|---|
30万円以下 | 借入後残高×3.61% | 36回 |
30万円超100万円以下 | 借入後残高×2.53% | 60回 |
100万円超 | 借入後残高×1.99% | 80回 |
例えば10万円借りた場合を上記の式に当てはめてみますと、単純に「10万×3.61%=3,610円」、1,000円未満繰り上げということで「4,000円」となります。
最終借入残高によって、これだけ返済金額が違う!
ここでは具体的な計算は省きますが、最終借入残高によって、どれだけの返済額になるかをいくつかピックアップして表にまとめてみました。
5万円 | 10万円 | 20万円 | 30万円 | 50万円 |
---|---|---|---|---|
2,000円 | 4,000円 | 8,000円 | 11,000円 | 13,000円 |
ここで先程のことを思い出していただきたいのですが、最終借入残高に応じて返済額が変わるため、いくら元金が減っても、最終借入残高が変わらない限り毎月支払う返済額が変わることはありません。
例えば最終借入残高が50万円の場合ですと、いくら元金が10万円になったとしてもずっと13,000円を返済しなければならないんですね。
なので「それが辛い!」となったら、あえて1万円ほどお金を借りることで、最終借入残高を変動させて約定支払額を減らす…なんてテクニックもあります。
ずっと高い返済額は負担が…と思ったら、あえてお金を借りるのも方法のひとつです。
毎月の返済、こういう場合はOK?NG?
ここまで毎月の返済額(約定支払額)などについて解説してきましたが、「この場合はどうなるの?」という疑問や、「こうしたいけどこれはOK?それともNG?」など、判断し辛いと思う部分もあるかもしれません。
そこでこのトピックでは、プロミスの返済において、この場合は問題がないというものや、これは相談したほうがいいなどの「OKとNG」について考えてみたいと思います。
計画返済額より少ない返済は(約定支払額以上なら)OK
最初のトピックにも書きましたが、約定支払額以上の金額であれば、計画返済額よりも少ない金額でも返済においてのペナルティはありません。
ただし、返済期間が長くなる、利息を(最終的に)多めに払わなければならないといったデメリット部分はあります。
約定支払額より少ない額しか支払えないのは問題あり!
毎月プロミスに支払うと決められた約定支払額よりも少ない額しか返済出来ないのであれば、大いに問題があります。
支払うことが出来ないと思った時点でプロミスに電話をし、どのようにすればいいか相談しましょう。
多くの場合、いずれかの選択となるでしょう。
- 支払える範囲で支払う
- 利息のみを支払う
- 返済日を遅らせて支払うべき額を支払う
いずれの方法であっても、プロミスからの信用が落ちてしまったり、遅延損害金を支払う必要があったりと何かしらのペナルティに当たるものがあります。
毎月の返済額が高すぎると感じた場合、それは最終借入残高のせいかもしれませんので、わざと追加で少しだけ借りて約定支払額を少なくすることも可能であれば考えましょう。
約定返済額とは別に追加して返済するのもOK!
毎月の約定返済額のみを返済するだけではなく、それとは別に追加で1万円や2万円返済する…といった「追加返済」もプロミスは可能です。
追加返済は利息に充当される比率が少なく、元金を減らしやすいため、支払う利息をできるだけ減らしたいけど、毎月の返済はできるだけ負担を増やしたくない…という方にオススメです。
毎月決められた返済額はきっちり返済を!ダメなら相談
プロミスと契約した際に取り決められた「約定支払額」は、プロミスのホームページで最終借入残高によってどれくらい返済すればいいのかを簡単に確認できますので、借入前に「こんだけ借りたら最低でもこれだけ毎月返済しなければならないんだな」とわかります。
返済額をチェックした上で、どれだけお金を借りるかを考えてもいいでしょう。
約定支払額以上であれば、どれだけの額を返済に充てても構いません。3,000円が約定支払額の場合でも、5,000円支払ってもいいですし、1万円支払っても問題ありません。また、その支払額が上下してもOKです。
しかし、約定支払額を下回った場合は「返済が出来ていない」ことになりますので、何らかのペナルティを受けることになりますので、注意が必要です。
もし自分が支払えないと思ったら、早めにプロミスに電話するようにしましょう。