プロミスの審査にクレジットカード利用は影響する!その理由を解説
ちょっと高価なものを買うときや、手元のお金が心もとない時に便利な「クレジットカード」。最近ではネットショッピングに利用している人も多いのではないでしょうか?
そんなクレジットカードと、一見縁が全くないように見えるカードローンの「プロミス」ですが、実はクレジットカードの利用状況などでプロミスの審査に影響があるってご存知でしたか?
どのような部分がプロミスの審査に影響があるのか、プロミスとクレジットカードの密かなつながりをご紹介します。
クレジットカードがプロミスの審査に影響を与える部分とは?
クレジットカードとカードローン、全くもってつながりがよくわからないですよね。
しかし、クレジットカードの使い方ひとつで、プロミスの審査内容に影響を与える…と言われると気になります。
どの部分が影響を与えるのかといいますと、
- 利用限度額
- そもそもの審査(可決するか否か)
と、重要な部分ばかり!
なぜ、どのように影響するのかそれぞれ詳しく見ていきましょう。
キャッシング枠はプロミスの利用限度額に直接影響!
クレジットカードには「ショッピング枠」と「キャッシング枠」の2つがあるってご存知でしたか?
ショッピング枠は、お店やネットなどで買い物をする際に「クレジットカード払い」を選択した際に使われる枠で、クレジットカードには必ずあるといいますか、これがないとクレジットカードとは言えない!というものです。
対してキャッシング枠は、海外のキャッシュディスペンサーやATMにカードを通して現金を引き出す(借りる)「海外キャッシング」や、国内のATMから現金を借りるキャッシングに使われる枠です。
今回影響が出るのは後者の「キャッシング枠」です。
簡単な説明ではありましたが、キャッシング枠の使い方ってカードローンの使い方に似ていますよね。むしろ似ているというよりそのものです。
それもそのはず、クレジットカードのキャッシング枠についてはカードローンと同じ「貸金業法」という法律で定められているからです!
…ということは、貸金業法の中でも有名な「総量規制」の対象になるということ。
総量規制とは、貸金業者は年収の3分の1を超えてお金を借してはならないと決められているものです。年収が300万円の方は100万円までしか借りることは出来ません。
前置きがとても長くなってしまいましたが、この総量規制は貸金業者から借りている額の合計額となります。
なので、クレジットカードのキャッシング枠もその対象となり、仮にキャッシング枠が30万円だった場合、年収が300万円ならあと70万円までしかプロミスから借りることが出来ないというわけです!
全然クレジットカードのキャッシング枠を利用していないのであれば、ただ総量規制としてあるだけなのでもったいない!
これが1つ目の影響ですね。
支払いの延滞・遅延があるとプロミスの審査に否決!?
続いて2つ目の「審査に関する影響」です。
クレジットカードを利用した場合、カードによりますが翌月あるいは翌々月に引き落としが行われます。
そのとき残高が足りず引き落としが行われなかったり、支払いを忘れていた場合などは「遅延・延滞」となります。
1日2日であれば大きな影響にはなりませんが、60日を超えて支払いを行わない場合は信用情報に「延滞」と情報が追加され、「お金を貸しても返す気がない人」と判断される材料が生まれます。
当然ながらプロミスをはじめとするカードローンで、延滞をするような人にお金を貸す会社はありませんから、お金を借りられなくなってしまう…というわけですね。
1日2日程度ならいいのか、と思う方もいるかもしれませんが、何度も遅延・延滞を繰り返すなど悪質だと判断された場合は長期間の延滞でなくとも審査に影響を及ぼす可能性があります。
どうして影響する?その理由は「信用情報」にアリ!
ここで、ふと疑問に思った方もいるかもしれません。
それは「プロミスはクレジットカードを発行しているわけでもないし、プロミスとクレジットカード会社にはなんのつながりもない。なのにどうしてそのような情報がわかるんだろう?」というものです。
まるでクレジットカード会社がプロミスに情報を横流ししているとしか思えない、といった状況ではありますが、実はそんなシステムがあるんです。
もちろん横流しという悪いイメージのものではなく、きちんと正当な管理のもと、情報を調べることが出来るようになっています。
それが「信用情報」です。
【関連記事】
プロミスのカードローン審査で重要な「属性」と「信用情報」について
信用情報は3つの個人信用情報機関で管理されている
信用情報とは、クレジットカードやカードローン、住宅ローンなどの
- 借入状況(借入先の会社・借入額・返済期間・返済状況など)
- 個人情報(借入に必要な住所・氏名・電話番号・勤務先の情報など)
- その他の情報(事故情報・異動情報など)
といった情報のことです。
端的に言えば「お金を借りたり使ったりした時の履歴」のようなもので、「クレジットヒストリー(クレヒス)」と言われることもあります。
信用情報は「信用情報機関」によって管理されており、日本には
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
- 日本信用情報機構(JICC)
- 全国銀行個人信用情報センター(KSC)
の3つの信用情報機関があります。
この3つの違いは「加盟出来る業種」で、例えば全国銀行個人信用情報センターの場合は銀行や信用金庫、漁業組合などが加盟しています。
対して消費者金融などの貸金業者やクレジットカードを発行するような信販会社は株式会社シー・アイ・シーや日本信用情報機構に加盟しています。
信用情報として登録された情報は、加盟した会社であれば必要に応じて閲覧することが可能です。
例えばAという会社が「○○さんがAに1月15日に新規申し込みをした」という情報を登録したとしましょう。
その後、別のBという会社が「○○さんが新規申し込みをしてきたけれど、他に最近新規で申し込んでいる会社はあるかな?」と信用情報を閲覧した場合、「会社Aに新規申し込みをした」という情報を得ることが出来ます。
なので、同じ信用情報機関に加盟していれば、必要に応じて借入などに必要な情報を得ることが出来、総量規制の範囲内に収まっているかなどをチェックすることが出来るんです。
情報は共有されるため、絶対にバレる!
それでは、違う信用情報機関に登録している場合はどうなのでしょうか。
例えば銀行のカードローンでお金を借りていて、延滞していたとします。
その状態でプロミスに新規申し込みをした場合、銀行のカードローンについての信用情報は「全国銀行個人信用情報センター」にあるはずなので、プロミスは加盟していませんから、延滞しているという情報を得られないように思います。
が、当然そんなことはありません。この3つの信用情報機関は相互で情報を共有しているため、全国銀行個人信用情報センターに加盟していないプロミスでも、銀行カードローンで延滞していることはバッチリわかってしまいます。
ですので、新規申し込みの際などにウソを書いてもすぐにバレてしまい、印象を悪くするだけなんですね。
プロミスの審査に影響しないクレジットカードの使い方とは?
クレジットカードの使い方がプロミスでの審査に影響する理由はおわかりいただけたかなと思います。
最後のこのトピックでは、出来るだけプロミスの審査で悪い影響が出ないようにするために、クレジットカードの使い方として守っておきたい・知っておきたいポイントについてご紹介していきます。
とはいえ、難しいことではなく基本的なことですので、既に守っている方も多いかもしれませんね。
不要なキャッシング枠は0円にしておく
まず簡単に出来ることはこれ、クレジットカードの不要なキャッシング枠は0円にしておくことです。
頻繁に海外に行くなど、海外キャッシングが必要という方は枠を残しておくべきですが、特別海外に行くことはない、行ったとしてもキャッシングはしない可能性が高いという方や、複数枚キャッシング枠がある方は1枚を残して外しておいてもいいでしょう。
不要なキャッシング枠は総量規制を圧迫する原因になりますし、いざプロミスで借りようと思っても利用限度額が伸びない理由にもなります。
現在使っている分も0円にしろとはもちろんいいませんが、不要な分は削っておくほうがいいでしょう。
ただ、一度キャッシング枠を0円にすると、増額手続きをする必要があり、場合によっては審査が行われることもありますのでご注意ください。
支払いの延滞・遅延をしない
当然のことではありますが、キャッシング枠での返済を延滞する・ショッピング枠の支払いを忘れるといった行為は信用情報に影響が出てきます。
最悪お金を借りられないだけでなく、利用停止や強制解約といったケースになりますので、遅延などがないようにきちんとその月に支払うべき金額を管理し、引き落とし日までに口座にお金を用意しておくようにしましょう。
クレジットカードの審査は不安だけどカードを持ちたいという方は是非あわせてチェック!
審査が甘いクレジットカード
クレジットカードはプロミスの審査に強い影響アリ!利用は計画的に
クレジットカードは非常に便利なものですが、扱いを間違うと大変なことになります。
それはプロミスに代表されるカードローンも同様で、クレジットカードの使い方によってプロミスの審査に影響を与えるように、プロミスでの利用状況もクレジットカードの審査に大きな影響を与えます。
とはいえ、そんなに怖がる必要はなく、きちんと使ったお金は支払う、借りたお金は返すといった基本中の基本が守れていれば全く問題はありません。
ただし、キャッシング枠は総量規制に直接影響して、プロミスの借入可能な利用限度額にも影響が出てきます。
クレジットカードを複数枚持っているけれどキャッシング枠はいくらかわからない、という方は一度ご自身のカードの契約内容をチェックしてみることをオススメします。