少しでもプロミスへの返済の負担を減らすなら!繰り上げ返済のススメ
プロミスからお金を借りる上で、毎月の返済額というのは非常に重要です。
その理由は、返済額によって最終的に支払うべき利息の額が大きく変わってくるからです。
特にプロミスの場合、意識して繰り上げ返済をした時としない時で、大きく差が出てくる…といっても過言ではありません!
そもそも「繰り上げ返済とは何か?」という疑問の答えから、繰り上げ返済を利用するメリット及びデメリット、そして具体的に行う方法などをまとめて解説!
よりお得にプロミスでカードローンを利用したいという方は必見の内容です!
繰り上げ返済ってどういうもの?そのメリットとデメリット
まず最初のトピックでは、そもそも繰り上げ返済とはなんぞや?やることでいいことが何かあるのか?といった基本のところをはじめ、利用する際のメリットだけでなく、注意すべきデメリットもご紹介します。
とはいえ、最初に言っておきますと、繰り上げ返済は上手く利用することで、ぐっと利息を減らすことが可能であることは間違いありません!
繰り上げ返済とは、決められた額より多い額を返済すること
簡単にいいますと、繰り上げ返済とは、毎月の決められた返済額(約定返済額と言われることが多いです)よりも多い金額を返済することです。
…とはいえ、繰り上げ返済と一口にいってもパターンがありまして、
- 約定返済額とは別に好きな金額を追加で返済するケース
- 約定返済額に上乗せして返済するケース
があります。
一般的にイメージされるのは前者だと思います。毎月5日に返済があるけれど、給料日後に余裕があるから1万円追加で返済しておこうかな…といった感じですね。
後者は住宅ローンなどで、ボーナス月のみ上乗せで返済する、みたいなイメージでしょうか。
とはいえ、どちらも本来返済すべき額よりも多い額を返済している、ということは共通していますよね。
繰り上げ返済のメリットは「利息額が少なくなる」こと!
繰り上げ返済の一番のメリットは「利息額の減少」です。
カードローンにおける返済額は、実は元金(借りた金額)よりも利息の比率の方が高いところからスタートします。
非常に雑な例ですが、仮に20万円借りていたとしましょう。月の返済額が1万円のうち、8,000円が利息で2,000円が元金分、なんてことも珍しくありません。
この状態では、元金は2,000円しか減っていないので、残りの返済金額は98,000円+利息額だということがわかります。
しかし、毎月の1万円とは別に1万円繰り上げ返済した場合、その1万円は100%元金に充当されますので、翌月の返済時は88,000円+利息額となり、大幅に利息額をカットできるんです。
元金が減らない限り利息も減りませんから、繰り上げ返済は元金を減らすテクニックとして非常に重要であることがおわかりいただけると思います。
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繰り上げ返済はプロミスからも好印象
また、繰り上げ返済をすることは、プロミスからの信用が高くなるというメリットもあります。
なぜプロミスからの信用が上がるのか…といいますと、多くお金を返済するということは、それだけ金銭的に余裕があると言い換えることが出来ますよね。
当然ですが、プロミスはお金を確実に返してもらえる人を顧客としたいわけです。
そういう人がカードローンを長く使ってくれることで利息による利益も上げられますし、金銭的に余裕があることによって返済の遅れの心配をすることが少なくなります。
繰り上げ返済を適度に行い、きちんと返済できる人であると判断された場合、
- 利用限度額の増額
- 金利の引き下げ
といった嬉しい提案がプロミス側からあるかもしれません。
デメリットは金銭的な負担が増えること
繰り上げ返済をする際のデメリットは、返済額を増やすことによって金銭的な負担が増えることです。
繰り上げ返済をしたはいいけれど、約定返済が出来ない…なんてことになっては本末転倒ですからね。
あくまで繰り上げ返済は自身に余裕があるとき、またはプロミスの最低返済額が少なすぎると感じる時に考えるといいでしょう。
プロミスの場合、お手軽なのは「最低返済額」にプラスすること
プロミスで繰り上げ返済をする場合、お手軽なのは「最低返済額」にいくらかをプラスして返済するスタイルです。
このスタイルのメリットは
- 1ヶ月の間に何度も返済しなくていい(月1回で済む)
- 返済額を管理しやすい
の2点です。
プロミスでの毎月の返済額の決まり方なども含めて、繰り上げ返済の有無でどのくらい差が出るのかをシミュレーションしてみましょう。
プロミスの毎月の返済額の決まり方
プロミスの返済額の決定方法は「残高スライド元利定額返済方式」です。
この方法の特徴は、「最終借入残高」に合わせて毎月の返済額が変動する、という点です。
例えば最初に10万円を借りたとしましょう。その際の「最低返済額」は「4,000円」です。毎月最低4,000円以上返済してくださいね、ということです。
その後追加で5万円を借り、借りた金額の合計が15万円になったとしましょう。となると、最終的な借入残高が「15万円」となるので、最低返済額が変わり「6,000円」となります。
あとは追加で借りることなく返済していったとしても、最終借入残高は15万円のまま変わらないため、ずっと返済額は「6,000円」です。
しかし、返済を続けて元金が8万円まで減ったタイミングで、1万円だけ追加で借入をした場合、最終借入残高が「9万円」に変更されます。
それに応じて最低返済額も「4,000円」になる…と、なかなかにややこしい決まり方となっています。
最低返済額の決定は計算式が使われており、借入後の残高によって数式が多少変わります。
借入後残高 | 返済金額計算式 | 返済回数 |
---|---|---|
30万円以下 | 借入後残高 × 3.61% | ~36回 |
30万円超~100万円以下 | 借入後残高 × 2.53% | ~60回 |
100万円超 | 借入後残高 × 1.99% | ~80回 |
1,000円未満は繰り上げとなるので、返済額は必ず「○千円」になります。
返済額をあげると、これだけ利息額が変わる!
先程の計算式で決まる返済額は、あくまで「最低返済額」です。
つまり、それ以上の額を返済しても問題ない!というわけなんですね。
例えば10万円借りた場合、最低返済額は「4,000円」ですが、この金額だけで借りた場合と、1,000円アップの「5,000円」、2,000円アップの「6.000円」でどれだけ利息額が変わるかチェックしてみましょう。
月の返済額 | 返済総額(利息額) | 返済期間 |
---|---|---|
4,000円 | 125,864円(25,864円) | 32ヶ月 |
5,000円 | 119,490円(19,490円) | 24ヶ月 |
6,000円 | 115,720円(15,720円) | 20ヶ月 |
どうでしょうか。段階的にではありますが、確実に支払う利息が少なくなっているのはおわかりいただけると思います。
2,000円毎月の返済額をアップすれば、約1年返済期間を短縮でき、かつ1万円以上支払う利息の節約になります。
さらにぐっと借入額を上げてみましょう。
50万円借りた場合、最低返済額は「13,000円」です。これを先程と同様、+1,000円、+2000円でどれほどの差が出るかをチェックします。
月の返済額 | 返済総額(利息額) | 返済期間 |
---|---|---|
13,000円 | 746,160 円(246,160円) | 58ヶ月 |
14,000円 | 717,377円(217,377円) | 52ヶ月 |
15,000円 | 694,862円(194,862円) | 47ヶ月 |
借入金額が大きくなっているため、明らかな差が出ていますね。
毎月の返済額を+2,000円するだけで、利息は5万円以上カット、返済期間も1年近く短縮されています。
自分の首を絞めるほどの追加返済は絶対におすすめしませんが、可能な範囲で繰り上げ返済をすることで、利息を抑えられるということが数字で見るとよくわかりますよね。
もちろん、毎月の返済は最低返済額のみに留めておき、お金に余裕がある月だけ追加で返済、というのも有効な方法なのでオススメです。
口座振替の場合は追加返済するのがおすすめ
繰り上げ返済は、プロミスで利用できる返済方法であればどれでも可能です。
具体的には
- インターネット返済(ネットバンキング)
- 口座振替
- 店頭窓口
- プロミスATM・提携ATM
- コンビニのマルチメディア端末
- 銀行振込
が利用できます。
しかし、その中で「口座振替」を選んでいる場合のみ、少々気をつけなければなりません。
「口座振替」の場合、自動で返済されるのは「最低返済額」
毎月自動的に、指定した預金口座から返済額を引き落としてくれる返済方法である口座振替(プロミスでは「口フリ」)。
しかし、口座振替の場合自動的に返済される額は「最低返済額」なんです。
そのためもっと返済したい!と考えている方は
- 返済方法を変更する
- 追加返済をする
のどちらかの対策を取る必要があるでしょう。
追加返済の方が手間が少なくておすすめ
毎月一定額を足して返済したい…というのであれば、返済方法自体を変更した方がラクですが、追加返済でまとめて2万円を先の数カ月分として1回で行ってしまう、という方が元金が減るのでオススメです。
追加返済はATMやインターネット返済で行えますし、毎月追加返済をしないのであれば手間を考えても「口座振替+たまに追加返済」が賢い方法のひとつだと言えるでしょう。
繰り上げ返済で利息を減らす!余裕があるときだけでOK
繰り上げ返済を活用することで利息を大きく減らすことが出来ます。
利息は利用する側にとっては出費ですから、できるだけ減らしたいと思うのは当然のことでしょう。
「最低返済額が少ないな」と感じたら1,000円をプラスして毎月返済すればいいですし、「毎月プラスして返済するのはちょっとキツい月があるかも…」と思ったら、キツい月だけは最低返済額のみにする、なんてことも出来ます。
また、普段は最低返済額のみ返済しておき、ボーナスが入った月などお金に余裕があるタイミングでどかん!と追加返済するのもいいですね。
どのような方法であっても、繰り上げ返済をすることで、カードローンについてデメリットが出ることはありません。
ただ、いくら返済したいからといって自分の身の丈以上の追加返済・繰り上げ返済をしてしまうと、翌月の最低返済額も返せない…なんてことになりかねませんので、自分の余裕があるときにちょっとプラス、というくらいでも構いません。
意識して繰り上げ返済することで返済期間が短くなるだけでなく、プロミスからの嬉しい提案があるかもしれませんね。