賢くプロミスに返済するならチェックすべき「返済期間」とは?
プロミスに申し込み、無事にお金を借りることができたら、次に待っているのは「返済」です。
借りるのは一瞬ですが、返済は1年近くかけて…という方も少なくないでしょう。
毎月の返済額は、スムーズな返済のためにしっかりと調整しておきたいところですが、合わせてしっかりと確認しておきたいのは「返済期間」です。
当然ですが、返済期間によって支払うべき利息額が大きく変わります。
できるだけ効率的に、そして利息額を抑えて返済したいと思うのであれば、「返済期間」はしっかりチェックするべき項目のひとつなんです!
返済総額が減る!返済期間を短くするメリット
返済期間を短くすることでどのようなメリットがあるのか…これは重要な問題ですよね。
毎月の返済額は気にしても、返済期間を気にしたことはないという方も多いでしょうから、メリットについてまずはしっかりとご紹介したいと思います。
支払う利息額が少なくなる
返済期間が短くなればなるほど、1回に支払うべき返済額が増えます。
…ということは、それだけ元金(利息を除いた借りたお金そのもののことを指します。仮に10万円借りた場合、元金は10万円です)に充当される部分が増えるため、返済が完了するまでに支払うべき利息額を大きく抑えることが出来ます。
例えば10万円借りたとし、返済期間を「12回(1年間)」と「24回(2年間)」と「36回(3年間)」で比較した場合、こうなります(金利はプロミスの最高金利である17.8%にて計算しています)。
返済回数 | 返済額 | 返済総額(利息額) |
---|---|---|
12回 | 9,158円 | 109,894円(9,894円) |
24回 | 4,982円 | 119,578円(19,578円) |
36回 | 3,605円 | 129,765円(29,765円) |
利息額は、12回の時から見て24回は約2倍、36回は3倍以上となっています。
元金の額が少なめなので大きな差とはなっていませんが、元金が大きくなるともっと利息額に差が出てくると思っていいでしょう。
期間を短めにしたほうがスッキリしやすい
お金を借りる時はいいですが、返済が2年も3年にもなると「まだ返済しなければいけないのか…」と、ちょっとげっそりしてしまいますよね。
返済期間を短めにすることで、「あと○回で完済できる!」というモチベーションにもなりますし、「お金を借りている期間」が早く終わることでスッキリした気持ちになりやすいです。
プロミスからの信用を得やすくなる
プロミスに限った話ではありませんが、カードローンなどにおいて
- できるだけ早く返済する
- 一括返済をする
といった、金銭的な余裕や安定がわかるような行動をすることで、プロミスからの信用が上がります。
信用が上がるとどうなるのか…といいますと、プロミス側から利用限度額の増額案内が届いたり、金利の引き下げの提案があったりなど、利用する上でちょっとお得になる可能性が増えます。
確実にこのようなことがある…というわけではないのですが、少なくとも優良顧客として見られる可能性は十分にあると言えるでしょう。
毎月の負担が上がる!返済期間を短くするデメリット
返済期間を短くすることで得られるメリットは色々ありますが、逆に返済期間を短くすることで得てしまうデメリット…といいますか、リスクみたいなものもやはりあります。
返済期間を短くすることはメリットが大きいことではありますが、デメリットも同様にあることは知っておくべきことです。
というわけで、このトピックでは、返済期間を短くする際の注意点やデメリットについてご紹介します。
毎月の返済額が膨らむ
先程、返済期間を短くするメリットにて表を一つご紹介しました。
その時の返済額に注目していただきたいので、その部分だけを抜き出したのがこちらになります。
12回 | 24回 | 36回 |
---|---|---|
9,158円 | 4,982円 | 3,605円 |
返済期間が12ヶ月(12回)の場合、確かに利息額は少ないですが、その分毎月約9,000円を返済しなければなりません。
生活がちょっと苦しくてお金を借りているような方の場合、この返済額ですと大きな負担になってしまう可能性があります。
返済期間を短くするのは決して悪いことではないものの、自身の負担を大きくしてまで返済期間を縮める必要はないと言えるでしょう。
例えば「12ヶ月ではちょっと辛いから、16ヶ月くらいにしよう」と、自分にとっての落とし所を見つけることをオススメします。
もし「自分の返済額がどのくらいになるのかわからない」と思った場合、プロミスのホームページに返済シミュレーションがありますので、そちらを利用してみるといいでしょう。
少額の借入の場合、大きな差にはならない
これはデメリットというほどでもないのですが、借入額が少ない場合は、かかる利息額も少なくなるため、大きな差にはなりにくくなっています。
例えば5万円を借りた場合、以下のようになります(最低返済額が2,000円のため、最高でも32回の返済となります)。
返済回数 | 返済額 | 返済総額(利息額) |
---|---|---|
12回 | 4,579円 | 54,942円(4,942円) |
24回 | 2,491円 | 59,779円(9,779円) |
32回 | 2,000円 | 62,923円(12,923円) |
確かに差はしっかり出てはいるのですが、10万円を借りた時に比べるとそのインパクトは落ちていますよね。
借入額が少ない場合、負担になるほど大きな返済額にしたところで、そこまで大きな差が出ないため、無理する必要性は低くなります(そもそも無理をする必要はりませんが)。
返済期間はどのように決めるべき?知っておくべき注意点
お金を借りる上で、借りてから返済について考えるのではなく、借りる前に返済をある程度想定・シミュレーションしておくことは非常に重要です。
返済期間を決める上で、知っておきたいポイントや注意点についてご紹介します。
基本は「最低返済額」を基準に、自分がどれだけプラスできるかを
プロミスでは、「毎月返済するなら最低この額は支払ってね」という、「最低返済額」が決まっています。
逆に言えば、最低返済額以上であれば、その返済額に上限はありません(例外として、一括返済の場合は事前にプロミスに伝えておく必要があります)。
最低返済額がどのように決定されるのかは、以下の表に記載されている計算式の通りです。
借入後残高 | 返済金額 |
---|---|
30万円以下 | 借入後残高×3.61%(1000円未満切り上げ) |
30万円超~100万円以下 | 借入後残高×2.53%(1000円未満切り上げ) |
100万円超 | 借入後残高×1.99%(1000円未満切り上げ) |
例えば10万円を借りた場合、表の中の一番上の計算式に該当しますので、
「10万円×3.61%=3610」、さらに1000円未満切り上げなので「4,000円」が最低返済額となるわけです。
10万円借りた場合は返済期間をどのくらいにするかにかかわらず、絶対毎月4,000円は返済しなければなりませんので、そこにプラスして返済できるかどうかが返済期間を縮めるカギだと言えます。
借入金額(残高)によって、返済期間が決まっているので注意
また、最終借入残高によって、最長返済回数も以下のように変わります。
30万円以下 | 30万円超~100万円以下 | 100万円超 |
---|---|---|
~36回 | ~60回 | ~80回 |
先程の最低返済金額もそうなのですが、返済回数もどちらも「最終借入残高」がキーワードとなります。
最終借入残高とは、「最後の借入時の残高」のことを指します。
例えば最初に5万円借りて、4万円返済した状態でさらに2万円借りた場合、最終借入残高は「3万円」となるわけですね。
この例ですとどちらも「30万円以下」の範囲内の額ですので、最長返済回数は36回となり変化はないわけですが、範囲をまたぐときは注意したいですね。
例えば50万円借りた場合、最長返済回数は60回です。が、その後返済を続けて元金が28万円になったとしましょう。この時点ではまだ最長返済回数は60回です。
しかしこの時点で2万円を借り、最終借入残高が30万円になった場合、最長返済回数は36回まで短縮されます。
返済期間についてしっかりと計画していればここで驚くことはないかもしれませんが、特別意識をしておらず最低返済額で返済していた場合、突然返済期間が短くなって返済の負担がアップ…なんてことにもなりかねません。
最終借入残高は非常に重要なので、追加で借入をする際にはしっかり確認しておきましょう。
返済期間を短くすればスッキリ!しかし負担も相応に上がるので注意
返済期間を短くすることで、利息額をへらすことが出来、いうなれば「お得に」カードローンを利用することができるといえるでしょう。
しかし、そのためには毎月の返済額がアップするということでもあります。負担も相応に上がるので、「返済がキツいな」と思うレベルですと、完済までに破綻してしまう可能性もありますので、無理がない範囲で考えることが大切です。
また、注意しておきたいのは「最終借入残高」によって返済期間や返済額が変わるということ。
「ちょっとお金が足りないから…」と気軽に追加借入すると、返済計画が大きく変わる可能性もありますので、借入残高が30万円前後の場合は注意しておく必要があるでしょう。