プロミスで借り換えは可能?おまとめローンのメリット・デメリット
いろいろなカードローンでお金を借りていると、毎月の返済額が意外と蓄積してしまい負担に…なんてことがあります。
そんな時に候補となるのが「おまとめローン」です。
「おまとめローン」という単語を聞いたことがある方は多いと思いますが、「何か難しそう」「本当にお得になるのかわからない」「そもそもどこでおまとめローンを申し込めるの…?」といった数々の疑問が浮かんでくるかもしれません。
あまり知られていないことかもしれませんが、実はプロミスでもおまとめローンを利用することが出来るんです!
今回の記事では、プロミスの「おまとめローン」や借り換えについて解説していきます。
おまとめローンと普通のカードローンの違いとは?
「おまとめローン」と、普通のカードローン、プロミスで言えば「フリーキャッシング」の違いって何?…というところからまずはスタートしたいと思います。
当然ですが商品が違うことによって様々な部分で違いが生まれていますので、どの点が違うのか?と気になる部分を解説します!
ざっと表で見る、おまとめローンとカードローンの違い
金利面などは別として、おまとめローンとカードローンの簡単な違いを表にまとめてみました。
項目 | おまとめローン | カードローン |
---|---|---|
総量規制 | 対象外 | 対象 |
追加借り入れ | 不可(返済のみ) | 可能 |
借り換え | 可能 | 可能 |
おまとめローンは総量規制の「対象外」
プロミスなどのカードローンは、お金を借りすぎないようにする仕組みである「総量規制」の対象となっています。
具体的には、年収の3分の1を超える金額を借りることは出来ません。
年収が300万円の人の場合、100万円が上限となっているわけです。
しかし、おまとめローンは「顧客に一方的に有利となる借り換え」に該当するため、総量規制の「例外」となり、仮におまとめローンで借りた金額が100万円を超えたとしても問題ない…というわけです。
おまとめローンは、最初に一括で借り入れして返済するのみ
おまとめローンとカードローンの大きな違いのひとつはやはり「追加の借り入れ」でしょう。
カードローンの場合は利用限度額の範囲内であれば、後から追加で借り入れをすることが可能です。
しかしおまとめローンは住宅ローンやフリーローンなどと同様、「最初に必要な金額を一括で借り入れ」し、あとは返済のみを行うというスタイルです。
後から「もっとお金を借りたい」と思った場合、他のカードローンなどを利用するしかありません。
借り換えはどちらも可能、しかし総量規制が厳しい?
複数の借り入れをまとめるために、おまとめローンではなく普通のカードローンを利用する、という手もないわけではありません。
しかし、色々と厳しい部分があります。
まず1つ目の理由として、おまとめローンと違い、カードローンはそもそも「複数の借金をまとめるための商品」ではありません。
そのため、新規で3桁、あるいはそれに近い金額を借りるのは非常に難しく、審査に通ったとしても最初の限度額は30万円程度…ということも珍しくありません。
次に、総量規制の問題です。現状の借金+借り換えに利用するカードローン枠が年収の3分の1を超えてはいけませんから、かなりの高収入でないと厳しいのではないかと予想されます。
銀行カードローンなど、総量規制対象外の商品を利用する…という手もありますが、総量規制対象外であっても借金の額を気にしない、というわけではありませんから厳しいといえるでしょう。
やはり借り換えはそれが目的である「おまとめローン」を利用するほうが色々とスムーズですね。
実はある!プロミスの「おまとめローン」を紹介
プロミスにはカードローンしかない…と思っている方も多いかもしれませんが、実はプロミスにも「おまとめローン」があるんです。
このトピックでは、プロミスのおまとめローンの特徴の紹介や、おまとめローンは利用すべきか?という点について考えていきたいと思います。
おまとめローンのスペック。カードローンより限度額は低い!
おまとめローンのスペックを表にまとめたものがこちらです。
少々面白いと思う部分は、カードローン(プロミスで言えば「フリーキャッシング」)の利用限度額が最高500万円のところ、こちらでは最高でも300万円までしか借りられない、という点です。
それに伴って、最低金利もカードローンに比べて高い設定になっていますね。
融資可能額 | 300万円まで |
---|---|
借入金利 | 6.3%~17.8% |
返済方式 | 元利定額返済方式 |
返済期日 | 5日・15日・25日・末日 ※三井住友銀行またはジャパンネット銀行以外の 口座を利用する場合5日しか選択不可能 |
返済期間・回数 | 最終借入後最長10年・1回~120回 |
申し込み条件 | 年齢が20歳以上65歳以下で、本人に安定した収入があること |
使いみち | 他社からの借り入れの返済 |
借り換えの対象 | 消費者金融・クレジットカードでの借り入れ(無担保ローン) ※銀行のカードローン、クレジットカードのショッピング等は除く |
申し込み条件自体は厳しいものではありませんが、借り換えの対象となるカードローンはあくまで「総量規制の対象」となるものだけで、総量規制の対象外の借り入れには対応していないことも注意しておきたいですね。
申込み方法や必要書類は?
プロミスのカードローンはインターネット、電話、自動契約機など様々な方法で申し込みをすることが出来ますが、おまとめローンは「自動契約機」または「プロミスの店頭窓口」からのみとなります。
インターネットや電話では受付していませんのでご注意ください。
店頭窓口は営業時間が短く、また店舗の数も少ないため、自動契約機での申し込みがいいでしょう。
審査はその場で行われ、融資可能であればすぐに振り込みが実施されます。申し込みの時間にもよりますが、即日融資可能なおまとめローン!これはなかなかすごいですよね。
申し込みに必要なものは、本人確認書類と収入証明書類です。これはカードローンと同じですね(借入金額によっては収入証明書類が不要なこともあります)。
本人確認書類 | ・運転免許証 ・パスポート ・健康保険証+住民票 |
---|---|
収入証明書類 | ・源泉徴収票 ・確定申告書 ・税額通知書/所得(課税)証明書 ・2ヶ月分の給与明細書+1年分の賞与明細書(賞与があれば) ※いずれも最新のもののみ対応可 |
他社と比べて金利などに違いは?
ここで気になるのは、「他の会社のおまとめローンもあるのかな?」というところではないでしょうか。
同じ消費者金融のおまとめローンと、銀行のおまとめローンと並べて、金利と利用限度額などを比較してみましょう。
会社・商品名 | 限度額 | 金利 |
---|---|---|
アイフル 「かりかえMAX」 |
~800万円 | 3.0%~17.5% |
アコム 「借換え専用ローン」 |
~300万円 | 7.7%~18.0% |
東京スター銀行 「スターワン乗り換えローン」 ※バイト・自営業不可 ※銀行カードローンも対象 |
30万円~1,000万円 | 12.5% |
消費者金融系のおまとめローンは、そう大きな差はないと考えてよさそうですね。アイフルが800万円まで借り換えが出来るので、まとめたいけど金額が300万円以上…という場合はアイフルを選ぶといいでしょう。
今回の表で唯一銀行である「東京スター銀行」のおまとめローンは消費者金融のおまとめローンと違い、銀行系カードローンのおまとめも可能です。
金利も低い設定となっており、最高で1,000万円まで借りられるというかなりのスペックです。…が、そのかわり正社員・契約社員・派遣社員の「給与所得者」のみ対象となっており、消費者金融系のおまとめローンより申し込み条件が厳しくなっています。
まとめるべき?おまとめローンのメリット・デメリット
ここまでおまとめローンについてご紹介してきましたが、「結局おまとめしたほうがいいのかどうか?」という点については悩ましい…と思っている方もいるでしょう。
おまとめすることによって得られるメリットも大きいですが、デメリットが絶対ない!というわけではありません。
最後のこのトピックにて、おまとめローンを利用する際のメリット・デメリットをご紹介しますので「自分はおまとめローンをするべきかどうか」の参考にしていただけたらと思います。
メリット:借金を一本化出来る
おまとめローンの最大のメリットはやっぱりこれですよね。複数の借金を一本化することが出来るため、様々なメリットを受けられます。
具体的には
- 返済が毎月1回でよくなる
- 金利が低くなる可能性がある
- 毎月の返済の負担が減る
このようなものです。もう少し詳しく解説しましょう。
例えば3社からお金を借りている場合、返済日を同じにしない限り、5日にA社、12日にB社、20日にC社へ返済をしなければならない…となると、返済処理だけでも非常に煩雑です。
一本化することで「返済は毎月10日のみ!」と出来るため資産管理もしやすくなります。
そして、カードローンなどの借り入れについては、「一定額以上の借り入れの場合、最高金利が変動する」システムになっています。
一部は法律で金利の上限が決められており、例えば100万円を超える借り入れの場合は「15.0%」を超える金利で貸し付けることは出来ません。
そのため、40万・40万・50万とそれぞれ3社から借りている場合、適用される金利は18%程度になるでしょうが、これをまとめることで15.0%より高い金利で借りることがなくなる…というわけです。
この2つによって、毎月の返済の負担が減るので、生活や精神にも余裕が持てるようになるでしょう。
デメリット1:返済期間が長くなる
借金を一本化すると大きなメリットを得られることは事実ですが、3社それぞれから借りている場合、毎月それぞれに支払う必要こそあるものの、返済期間としては1つにまとめるよりもずっと短くなります。
極端な例ではありますが、40万・40万・50万借りていて毎月1万円ずつ返済していった場合、それぞれだいたい4年~5年で完済できるわけです。
しかしそれをひとつ(110万円)にまとめてしまうと、同じように毎月1万円ずつ返済していった場合、10年以上かかる計算になります。
返済の負担こそ少なくなりますが、返済期間は長くなります。
デメリット2:支払総額が増える可能性がある
返済期間が長くなることによって、支払総額が逆に増えてしまうという可能性もあります。
これは事前にきちんと計算する必要がありますので、ぜひとも注意しておきたいところです。
また、中には金利低めで利用しているものがある場合、まとめることで逆に金利が上がってしまった…なんてこともあります。
まとめたほうが損してしまう、というのでは勿体無いので、現状返済がそんなに厳しくないのであれば「おまとめにするか、それとも現状維持にするか」という比較は一度してみることをおすすめします。
毎月の返済が負担ならおまとめローンはあり!自分に合うか比較を
毎月、色んなところから借りていて返済が大変…。そんな方はぜひとも「おまとめローン」を検討してみてはいかがでしょうか。
借金を一本化することで情報もスッキリし、返済の管理がぐっとしやすくなります。金利によっては、返済総額がぐっと抑えられる可能性もあります。
しかし人によってはおまとめをしないほうが返済総額が低かったり、返済期間が長くなることにストレスを感じる方もいるかもしれません。
現状の返済で特別金銭的な負担が大きくない、というのであれば、無理しておまとめをする必要はないでしょう。
自分にとっておまとめは必要かどうか?と確認することも重要です。
計算をした上で「おまとめのほうがお得だな!」と思った場合は、プロミスをはじめ様々な会社のおまとめローンを比較し、自分にあったものを見つけましょう!