プロミスの審査で嘘の申告をしたらどうなるの?バレた時の対応
プロミスなどのカードローンに申し込む際、絶対にやってはいけないのが「審査に有利になるように嘘を書く」ことです。
ウソを書くことで信頼を落としますし、最悪「詐欺罪」となる可能性もあるからです。
…が、「正直、嘘を書いてもバレないんじゃないの?」と思っている方もいるのではないでしょうか?
確かに嘘はいけないことですが、ちょっとした嘘を書くことでお金を借りることが出来るなら、思い切って書いてしまっても…とまで考えている方もいなくもない…かもしれません。
しかし、やっぱり嘘はバレてしまうんです。なぜ嘘がバレてしまうのか?その理由を、嘘を付きやすそうな項目とともに解説していきましょう。
年齢に関する嘘は本人確認書類でバレる
嘘を書いてもバレないかな?と思える項目のひとつが「年齢」です。
お店で契約をするわけでなければ、直接顔を見られることはありませんし、見られたからといって正確に年齢を判断出来る目を持っている人なんてそういません。
プロミスに申し込みが可能な年齢は「20歳~69歳」なので、19歳でも20歳でもそうわからないのでは?って思いますし、69歳と70歳の差も正直わからないですよね。
なので、年齢を1歳くらいごまかしてもいいのでは…?と思えそうですが、残念ながらこの嘘はバレてしまいます。
本人確認書類で生年月日をしっかりチェック
なぜなら、プロミスに限らずカードローンの審査には、必ず「本人確認書類」を提出する必要があるからです。
本人確認書類として対応可能なのは
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
- マイナンバーカード
など。いずれも生年月日が記載されているため、年齢をごまかしていても簡単にバレてしまいます!
誕生日付近の申し込みで「ついうっかり」なんてことはあるかもしれませんが、19歳なのに20歳と年をごまかしたり、70歳なのに68歳と明らかなごまかしがある場合、確実に「嘘をついている」と判断されてしまうでしょう。
年収に関する嘘は収入証明書類でバレる
続いては、年収に関する嘘です。
プロミスは「総量規制」の対象となるため、年収がダイレクトに利用限度額に影響します(年収の3分の1を超えた額を貸すことは出来ないため)。
そのため、もし嘘をつけるとしたら、一番嘘をつきたいのは年収!という方も多いのではないでしょうか。
年収こそ、10万円や20万円くらいであったらバレないのでは…?とも思えますが、こちらも確認方法がありますので、嘘はバレてしまいます。
収入証明書類の提出によりバレる可能性大
例えばあなたの年収が150万円ですが、60万円借りたい!と考えている場合、本来であれば年収は180万円必要になります。
しかし30万円足りないのでちょっとごまかしちゃおう…と、「180万円」と記載した場合、簡単にバレます。
なぜかといいますと、プロミスでは「希望する利用限度額が50万円超の場合、必ず収入証明書類を提出する」と決まっているからです。
収入証明書類とは、自身の年収がいくらかを証明するための書類です。具体的には
- 源泉徴収票
- 確定申告書
- 給与明細書
などからいずれかを提出することになりますが、年収がわかる=年収をごまかしていたらバレる、ということです。
【関連記事】
プロミスに提出するのは源泉徴収票以外ダメ?収入証明書類について
希望利用限度額が50万円以下でもバレる可能性は十分ある
それでは、収入証明書類を提出しなくてもいい、利用限度額が50万円以下の場合は嘘をついてもバレないのか?と思う方もいるかもしれません。
が、それでも嘘がバレる可能性は十分にあります。
その理由は「信用情報」です。
信用情報とは、カードローンだけに限らず、クレジットカードやその他のローンにまつわる細かい情報のことです。
具体的には借入状況(いくら借りているのか、毎月どのくらい返済しているのか)や、その利用に伴って審査に使われた個人情報などです。
当然、個人情報として年収はデータとしてあるわけですから、そこと照合する可能性は十分にあります。
勤務先が変わっていないのに、年収だけ100万円以上変わっている…なんてことは正直そうそうないですよね。
そのような明らかに「怪しい」状態ですと、希望する利用限度額が50万円以下であっても収入証明書類の提出を求めることがあります。
本当にそれだけ年収が上がっていれば問題ありませんが…上がっていなければ、嘘を書いたとバレてしまいますよね。
勤務先に関する嘘は在籍確認でバレる
続いては、勤務先に関する嘘です。
例えばもう会社を辞めたのに勤めていることにしたり、本当は無職だけどどこかに勤めているように見せかけた場合です。
このタイプの嘘は「在籍確認」にてチェックすることが出来ます。
在籍確認とは、勤務先にプロミスの担当者が個人名で電話をかけ、申込者がきちんとその会社に勤めているのかを確認するもので、在籍確認が取れないとお金を貸せない!というカードローンはとても多いです。
なのでお金を借りるには、絶対に乗り越えなければいけない壁…なのですが、やっぱりここでも嘘をついていたらバレてしまいます。
既に居ない場合そう返答される可能性の方が高い
既に辞めた職場を勤務先としていたとしても、、担当者が電話をかけた際「その人はもう辞めて今うちには在籍していません」という返答をもらったら、審査ではアウトです。
在籍確認の電話は本人が出ても問題ありませんが、その会社の人が代わりに電話に出ても特別問題なく、在籍していることがわかればOKなので、十分に在籍確認が取れた(結果としては失敗ですが)ということになります。
辞めた会社に在籍確認のために行くなんてことは出来ませんから、勤務先を偽るとアウトだということがよくわかるかと思います。
アリバイ会社を使った嘘もNG。詐欺に当たる可能性も
無職の方など勤務先がない場合、アリバイ会社を勤務先として、在籍確認に対応してもらう…なんてこともあるようです。
そこまでしてお金を借りたいのか…とも思いますが、こういったアリバイ会社はプロミス側も手慣れているのか、電話番号や住所といったデータをしっかりと保持しており、アリバイ会社とバレてしまうことが多いようです。
仮にそれで審査に通っても、後からバレてしまったら「詐欺」に当たり、損害賠償を請求される可能性も0ではありません。
在籍確認を拒否した場合、当然審査には落ちる
余談ではありますが、在籍確認を拒否した場合、審査を続けることが出来ませんので、当然審査には落ちてしまいます。
在籍確認周りで嘘をつくのは相当に厳しいといえるのではないでしょうか。
借入状況などの嘘は信用情報でバレる
続いては、借入状況などの嘘です。
具体的には「他社からの借入件数」「他社からの借入額」といった部分ですね。
ここがなぜ重要なのか…まずは借入件数から考えてみましょう。
他社からの借入件数が多いと信用度が下がるが、嘘はもっとダメ
多くのカードローンではたくさんの他の会社から借りることを嫌うことにあります。
その理由は、借りている会社の数が多ければ多いほど毎月の返済の負担も多くなり、最終的に返済できなくなるのでは?という危惧があるからです。
例えば1社への返済額が2000円だとしても、それが3社であれば1ヶ月の返済の合計は6000円になります。5000円であれば15000円。結構な負担になりますよね。
最初はまだ返済出来ていても、だんだんとそれができなくなると「延滞」、最終的には「自己破産」に繋がる可能性があるため、お金を貸すのはリスキーだと判断されるというわけです。
他社からの借入額、ごまかしてもしっかり信用情報でわかる
また、「他社からの借入額」もかなり重要です。
これは総量規制に関連します。先程、年収は利用限度額に直接影響するという説明をしましたが、それは「他社からの借入」も大きく関わってきます。
具体的には、年収の3分の1まで借りられる額というのは「プロミスを含めたすべての(貸金業者からの)借入額」ということなんです。
例えば年収が300万円の人であれば、100万円までなら借りられます。が、既に他の貸金業者から50万円借りている場合、プロミスから借りられるのは最高でも50万円までなんですね。
総量規制の対象は
- 消費者金融
- クレジットカードのキャッシング枠(現金を借りる枠)
と覚えておけばOK。実際借りている金額ではなく、その会社と契約している額となりますのでご注意ください。
説明が長くなりましたが、「よりお金を借りやすくするため」あるいは「借りる額を上げるため」に、借入件数や他社からの借入額について嘘をついていたとしても、信用情報でバッチリバレてしまいます。
借入額や借入件数どころか、その返済状況までバッチリわかってしまいますから嘘はつけません。
当然、嘘をついていることがわかったら信用はかなり落ちてしまいますので、絶対につかないようにしましょうね。
嘘がバレたら、プロミスのブラックリスト入の可能性も!
もし嘘がバレてしまったらどうなるのか…気になりませんか?
当然、審査に落ちてしまう可能性はぐっと上がりますし、むしろ落ちない理由がない!というくらいなのですが、それ以外になにかペナルティーはあるのでしょうか。
二度とプロミスで借りられなくなる可能性あり!
結論から言いますと、悪質な嘘をついた場合、二度とプロミスでお金を借りられなくなる可能性があります。
プロミスの中で名前等を「ブラックリスト」に登録し、いくら間をおいても絶対に審査に可決しない…ということも。
これは社内のブラックリストなので、他のカードローンには基本的には影響しません。
なので、アコムやアイフルでお金を借りられる可能性はあります。もちろん、嘘をつかなければという前提ではありますが。
グループ企業の審査にも影響を与える可能性あり
プロミスはブランド名で、正式な企業名称は「SMBCコンシューマーファイナンス」です。
SMBCグループのひとつで、いわば三井住友銀行のグループといってもいいでしょう。
そのため、仮にプロミスに申し込んだ際に嘘をついて審査に落ちてしまった場合、その情報が三井住友銀行カードローンの部門と共有されている可能性があります。
悪質な嘘をつくことで、「要注意人物」として情報共有されてしまうと、三井住友銀行のローンもあわせて使いづらくなる可能性もありますので、嘘は絶対にやめましょう!自分の首を締める必要は全くありませんからね。
嘘はバレる!自分にとってマイナスしかない
カードローンの審査において、なんらかの嘘をついたとしても必ずバレることはおわかりいただけたのではないでしょうか。
そもそも、ちょっとした見栄でつくような嘘はすぐバレてしまいますし、「バレないだろう」と思ってごまかしたものも、大体はバレています。
「間違いました」で済めばいいですが、明らかに嘘をついているとわかるような悪質なものであれば、今後の借入などにも影響を与えないとは言えません。
プロミスに限らず、カードローンは担保や保証人が不要な分、「信用」がかなり重視されます。
当然、嘘をつくような人は信頼出来ませんよね。
リターンの小ささに対してリスクが高すぎるので、嘘を付くことは自分にとってマイナスでしかありません。
プロミスがお金を貸したくなるような「信用できる人」であるためにも、申し込みで嘘をつくのはやめましょう!