プロミスの取り立ては厳しいの?段階的に変化する取り立て方法とは?
当然の話ですが、プロミスから借りたお金を返さなかった場合「取り立て」が行われます。
昔ドラマなどで、家に怖いお兄さんが来て「金返せ!」と言っていたり、ドアに「こいつは借金をしているけど返さない!」なんて張り紙を貼られて…といったシーンを見たことがある方からすれば、「あんなの怖すぎる!」というイメージがあるでしょう。
しかしそんなイメージも今は昔。今では、プロミスをはじめ大手カードローンではそのような取り立てをすることはありません。
…が、取り立てがないわけではないというのも事実です。
お金を返さなかったらどのようなペナルティや取り立てがあるのか、そしてお金を返せそうにない場合どうすればいいのか?
今回は「取り立て」について解説していきます!
プロミスの取り立ては厳しくない!その理由とは?
冒頭にも書きました通り、プロミスの取り立ては厳しいものではありません。
「怒って連絡してくるのでは…」と思う方もいるかもしれませんが、怒られることはなく、むしろ優しく丁寧に対応してくれます。
その理由は、返済が遅れている人(借りている側)からすれば「絶対怒られる!」と思い萎縮してしまいますし、怒られると思っていたら連絡の電話に出てくれない…なんてこともあるからです。
怒るということは、双方にとってマイナスでしかありません。優しく接することによって今後の連絡にも出てくれるなどメリットのほうが大きいというわけですね。
「貸金業法」にて取り立てについてルールが決められている
また、それに加えてプロミスなどの消費者金融に適用される法律「貸金業法」の中で、取り立てに関するルールが決められています。
貸金業法の第二十一条にて「取り立て行為の規制」として定められているのですが、少々文章がわかりづらいので噛み砕いてまとめてみましょう。
- 午前8時から午後9時まで以外の時間帯に、債務者に電話をかけたり、FAXを送ったり、家を訪問してはならない
- 勝手に債務者の勤務先や、自宅以外の場所に電話やFAX、訪問してはならない
- 債務者が「帰って欲しい」と言ったら帰らなければならない
- 張り紙や看板などで、「この人は借金をしています」と広めてはならない
- 債務者以外の人間に借金の肩代わりをさせてはならない
- 債務者に、他からお金を借りて借金を返せと言ってはならない
- 債務者の周りの人間が取り立ての協力について拒否している場合、ムリに要求してはならない、
- 債務者が弁護士や司法書士に借金のことで依頼し、手続きが始まったにもかかわらず、取り立て行為を行ってはならない
噛み砕きましたが、それでも多少わかりづらいものもあるかもしれません。
しかしいわゆる昔のドラマで見るような取り立て行為はすべて禁じられており、かなり債務者寄りの内容になっていることはおわかりいただけるのではないでしょうか。
さらに、大手の消費者金融であれば独自の規制をかけており、さらに取り立てについて債務者からすれば「ゆるい」ところが多いです。
お金を貸す債権者側は、お金を借りている債務者側に対して特別プレッシャーをかけるようなことはしない、と思っておいていいかと思います。
実際の取り立てはどんな感じ?段階による違いをチェック
怖い思いをすることはないことはわかったものの、実際の取り立てってどのような感じなんだろう?と気になる方もいるのではないでしょうか。
取り立てといっても、返済を忘れたらすぐに最終判断が行われるようなことはなく、段階的に進んでいきます。
日数などはあくまで目安ではありますし、プロミス以外のカードローンであれば順番が変わる(最初と最後が変わることはありませんが)部分もあるかもしれませんので、あくまで参考…という形ではありますが、実際の取り立てのチャートをご紹介していきたいと思います。
翌日~1週間程度:携帯電話や自宅の電話に連絡
返済日の翌日から、遅延損害金の計算が始まります。遅延損害金とはいわゆる「延滞料」のことで、遅延・延滞した日数分、本来返済すべきお金にプラスして支払う必要があります。
また、連絡先の電話番号(多くの場合携帯電話となるでしょう)に電話がかかってきます。
携帯への電話がつながらない場合、自宅へ電話がかかってくることもあります。電話の回数は1日3回程度です。
1週間程度~1ヶ月程度:自宅への督促状も届くように
連絡を無視し続けている場合、プロミス側は変わらず連絡先や自宅に電話をかけます。
さらに、ハガキなどでの「督促状」を送付します。
督促状は「返済が遅れているから○日までにお金を払ってね」という内容のものです。
督促状は何度か届くことになりますので、家族に内緒でお金を借りている場合、この段階で借金がバレてしまう可能性は十分にあります。
1ヶ月~1ヶ月半程度:一括請求のお知らせが届く
それでも返済をせず、プロミスからの連絡を無視している場合、プロミスもだんだんと強い手段に出てきます。
それが「一括請求」のお知らせです。
これは本来毎月いくら、として返済していくものであった借り入れについて、利息分や遅延損害金も含めて一括で返済してください、と要求するものです。
変わらず督促状も届きますし、電話での連絡も行われます。ひたすら、これらは連絡がつくまで続くといっていいでしょう。
1ヶ月半~2ヶ月程度:信用情報に「延滞」の事故情報が登録される
それでもまだ返済も連絡もしない状態にしていますと、プロミスは信用情報に「延滞」の情報を登録します。
信用情報とはお金を借りる上で非常に重要なもので、ここに「延滞」と登録されてしまいますと、いわゆる「ブラックリスト入り」したことになります。
他のカードローンを利用している場合は即座に利用停止(強制解約)、返済を一括で求められる可能性がありますし、クレジットカードも利用が停止されるでしょう。
つまり、一切の借り入れなどはできなくなり「現金主義」でしか生きていけない状態になる…というわけです。
2ヶ月~3ヶ月程度:催告書が届き、訴訟の可能性が出てくる
ここまで来るとプロミスも本気で債権を回収するために動きます。
これまでの連絡方法に加え、「催告書」が届く可能性があります。
催告書は督促状と違い、「○日までに返済の意思がないと見られれば裁判を起こします」というもの。
裁判所に訴えを起こし、法的な手段でお金を返済してもらおうとします。具体的には給与などの差し押さえですね。
そうなりますと勤務先にも手続きのために連絡が行きますし、給与振込口座の凍結も行われるなど、自分で自由にお金を使うことさえしづらくなります。
また、会社の人たちにも借金をしていたというだけでなく、それを返済できなかった人とバレてしまうため、会社を辞めてしまう人もいるようです。
この段階でも連絡をすれば「和解」として裁判に行かずに済むことは出来ますが、プロミスや関連企業でお金を借りることは一生かなわないでしょう。
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延滞してしまった時、しそうな時に取るべき行動は?
延滞をしたら最終的に裁判になる…とわかると、ちょっと怖くなりますよね。
とはいえ、延滞さえしなければ基本的にプロミスから連絡がくることはありませんし、裁判なんて絶対におこらないので安心してください。
ただ、「もし延滞してしまったらどうしよう」「返済出来なくて延滞してしまいそう…」という状況に置かれた方からすれば、他人事ではないかもしれません。
でも安心してください!延滞しそうな時、してしまった時に取れる対策はきちんとあるんです。
まずは何はともあれ「プロミスに連絡」!
返済が遅れてしまったという人も、遅れそうという人も、まずすることは「プロミスへの連絡」です!
プロミスに連絡することによって、以下のメリットがあります。
- プロミスに返済する意思があることを伝えられる
- プロミスからの信頼の減少度が低めになる
- 返済の相談が出来る
プロミスが一番心配していることは「返済する意思があるのかどうか」ですから、「返済するつもりはあるんですが…」という意思を見せられることは非常に重要です。
さらに、返済出来なくて放置してプロミスからの連絡を待つ、となるとプロミスからの信用が減ってしまい、増額がしづらくなったり、利用限度額が減額されるといったデメリットを受ける可能性があります。
しかし自分から連絡することで、プロミスのあなたに対する印象がぐっと下がってしまうのを防げます。
返済が厳しい時は相談にも乗ってくれる
もし今月の返済が厳しい、という時にも連絡を入れて相談することで、1ヶ月だけ返済額を減額してくれたりと、柔軟に対応してくれます。
毎月の返済が生活を圧迫しているというのであれば、相談することで返済計画の見直しをしてくれるなど非常にプロミス側は親切にしてくれますので、「返済出来ないから放置!連絡も出ない!」なんてするよりは、相談する方を選択しましょう。
厳しい取り立てはない!ただし訴訟はあるので延滞は控えて
プロミスをはじめ、最近のカードローンでは昔のドラマのような厳しい取り立て行為をすることはありません。
むしろ丁寧で優しく、こちらがリラックスして対応出来るようにしてくれています。
…とはいえ、だからといってお金を返さなくてもいい、という話にはなりません。
連絡を無視し続けていると毎日のように電話がかかってきますし、督促状もバンバン届きます。
最終的には訴訟となり、法的な差し押さえを受けてしまう可能性だって十分にあります。
返済できない時、つい返済を忘れてしまった時はまずはすぐにプロミスに連絡する、あるいはプロミスからの連絡に出ることです。
そうすることでプロミス側も不要な連絡をすることはありませんし、スムーズに返済の相談が出来るからです。
返済の意思があることが伝われば、不要な取り立ては絶対に行われませんので、安心して連絡するようにしてください。