プロミスに限らず給与明細の偽造やウソは絶対NG!そのワケは
プロミスなどのカードローンを利用する際に、「給与明細を提出しなければならないけど、手元にない」という場合や、「沢山お金を借りたいから、もっと年収があるように見せたい」などの理由で給与明細の偽造を考える…。
多くの人は「そんなことはしてはいけない」とわかっていますが、中にはどうしても、と手をだしてしまう人もいます。
当然それは絶対にしてはいけないことです。給与明細の偽造だけでなく、カードローンの審査に可決するために何かしらの「ウソ」をつくことは当然NGです。
今回はそんな「カードローン審査の際につくウソ」について解説していきたいと思います。
給与明細の偽造はNG!犯罪者になる可能性もある
カードローン審査に可決するためにつくウソとして多いのが「無職なのに働いているというウソをつく」、そして「年収のウソをつく」の2つではないでしょうか。
多くのカードローンは、自身が専業主婦でない限り、何かしらの手段で収入を得ていないと申し込んだところで門前払いされるだけです。
そのため、お金を借りたくても借りられない人が「どうしてもお金を借りたいから…」とウソをついてしまうわけですね。
給与明細を偽造する理由って?
「わざわざ給与明細を偽造する理由って?そもそも偽造って出来るの?」と疑問に思った方もいるかもしれません。
給与明細を偽造する理由は簡単、「年収を高く見せるため」です。
なぜ年収を高く見せる必要があるのかというと、プロミスが「消費者金融」であることに関わってきます。
消費者金融は業務としては「貸金業」、つまりお金を貸す業務になり、貸金業の会社は「貸金業者」と言われます。
貸金業者を対象にした法律「貸金業法」の中に、かの有名な「総量規制」があります。
年収の3分の1を超えてお金を借りることが出来ないという内容のため、仮に年収が100万円ですと33万円くらいまでしか借りることが出来ません。
しかし年収をそれよりも多く申告することで、借りられる金額を引き上げることが出来る…というわけです。
給与明細については会社によって印刷されているものから、手書きのものまで様々です。
手書きのものであれば、数字をごまかすことも可能でしょうし、1から作り上げることだって出来るでしょう。
当然バレたら一発ブラックリスト!詐欺罪などに問われる可能性も
もし、給与明細を偽造していることがバレてしまったら、当然ながらブラックリスト入りです。
二度とプロミスでお金を借りることは出来ないでしょうし、信用情報に仮にそのような情報が登録されてしまった場合、他のカードローンでお金を借りることもムリになるでしょう。
また、給与明細の偽造は「私文書偽造罪」あるいは「詐欺罪」に問われる可能性があり、プロミス側が通報すれば逮捕され罪に問われます。
かなりリスクが大きい方法と言えますので、犯罪者になりたくなければ絶対にやってはいけません。
【関連記事】
給与明細を提出しなくていいような借り方をしよう!
そもそも、給与明細を提出するようなときになって「年収をごまかす」という発想が出てきてしまうのであれば、給与明細を提出しなくていいような借り方をすればいいだけのことです。
そうすればウソをつく必要もなく、堂々とお金を借りることが出来るということですからね。
プロミスからの借入は「50万円以内」に抑える
プロミスでは、どのような時に給与明細のような「収入証明書類」を提出しなければならないのかといいますと、
- プロミスから50万円を超える金額の借入を希望する時
- 他の貸金業者からの借入と、プロミスから希望する借入額の合計が100万円を超える時
の2種類です。逆に言えば、この2つのどちらにも当てはまっていなければ収入証明書類を提出する必要はありません。
もちろん絶対に不要というわけではありませんが、きちんと働いていて収入があり、希望する限度額が総量規制の上限に引っかからないのであれば、そうそう収入証明書類の提出を求められることはないでしょう。
給与明細に限らず、ウソをついてもバレる理由は?
給与明細に限らず、カードローンの審査に通るために様々なウソをつく人も中には居ます。
- もう退職したけれど「まだその勤務先に勤めている」とウソをつく
- 無職だけど「働いている」とウソをつく
- 年収を上乗せするウソをつく
などが多いようですが、それらのウソは簡単にバレてしまう…といっても過言ではありません。
どうしてバレてしまうのか、その理由とともに解説していきます。
勤務先のウソは「在籍確認」でバレる可能性大
既に退職していて今は転職活動中…お金がないからカードローンでお金を借りたい!なんて、非常にありえるシチュエーションではないでしょうか。
とはいえ、現在は無職で収入がない状態ですから(失業手当などをもらっているでしょうが、それはカードローン審査において収入には該当しません)、プロミスでお金を借りられる条件には当てはまっていない、ということになります。
そのため前の勤務先に勤めているとウソをつく…というわけですが、それは審査の中で行う「在籍確認」のタイミングでバレてしまう可能性が高いです。
在籍確認はプロミスのスタッフが個人名で勤務先に電話をするもので、本人が電話に出なくても「今外出中」「今日は休み」といった、「申込者がその会社に勤務していることがわかるような対応」であればOKとされています。
なので本人が勤務先に勤めていなくても…ということなのかもしれませんが、退職した場合は流石に「○月に退職いたしました」という返答がくるでしょうから、そうなるとプロミスにウソをついていることがバレておしまい!という話になっちゃいますね。
無職だけど働いているとウソをつく場合もバレやすい
無職だけど働いているとウソをつく…のは簡単ですが、プロミスなどのカードローンの場合、必ず在籍確認がありますから、勤務先の電話番号なども伝えなければなりません。
当然よくわからない会社の名前を記載するわけにはいきませんから、大抵は思いついてもここでつまずいて終了、という流れになるでしょう。
アリバイ会社を利用することで在籍確認にも対応してくれるようですが、利用するのにまず費用がかかりますし、ウソの会社をでっち上げているようなものですから、詐欺と言われても仕方がないラインです。
正直アウトに近い部分ですので、利用は避けることをオススメします。
年収を上乗せするウソをつく
これもありがちなウソではありますが、クレジットカードや住宅ローン、他のカードローンなどを利用している場合、そこから年収などの情報が「信用情報」として登録されているため、齟齬があると「ウソをついているな」とバレてしまいます。
もちろん年収だけでなく他の情報も同様です。
信用情報はカードローン会社だけでなく銀行などの金融機関なども含めて、様々な情報を共有しています。
一切クレジットカードも持っておらず、ローンも組んだことがない!というのであればごまかしてもバレないかもしれませんが、大抵そういう方はいないでしょうからバレてしまうと思っていいでしょう。
ウソをつくのはリスクが高くリターンも少ない!絶対に避けよう
年収をちょっとごまかすような比較的小さなウソであっても、給与明細を偽造するような大きなウソ(むしろ既に犯罪の域ですが)であっても、なんであれリスクは高いものの、そのリターンを受けられる可能性は非常に低くなっています。
嘘をついてまでお金を借りようとすることは、リスクだけが高くてリターンがほとんど受けられない状態、といっても過言ではないでしょう。
仮にウソをついてお金を借りることが出来たとしても、「バレてしまったらどうしよう」「なにか言われないか不安…」と、毎日を過ごすことだけでさえ不安に苛まれる可能性もあります。
年収が高くてもウソをついている人より、年収が高くなくてもウソをついていなくて誠実な人の方にお金を貸したいと思うのが人情というものです。
自分の首を絞めるような行動は避けるようにしましょう。